現地採用の話(メキシコ編)
今日は、私が経験した、
海外就職(現地採用編)について、経験談を書いていこうと思います。
まず、今日の記事構成は3つのポイントにまとめてみます!
①現地採用のメリット
②現地採用のデメリット
③実際終えてみての個人的感想
それでは早速
~現地採用のメリットについて~
私が自らの経験を通して言えるのは以下の2つです。
まず一つ目は、
・行動の幅が自由
海外就職には主に2つの方法があると思っています。
一つは現地採用スタイル、もう一つは駐在スタイルです。
私は現地で営業をしていたので、
様々な企業の方と交流する機会が多かったのですが、
一貫したイメージとしては「忙しい」&「ルールが多い」でした。
現地採用スタイルと比べて、
駐在スタイルは会社が手厚く現地生活サポートをしてくれます。
その代わり、会社が責任を取れる範囲での行動をするようにというルールがついてきます。
例えば、
・一人で行ける地域が限られる(メキシコなどの治安が怪しい国ではもっと範囲が限られます)
→現地採用組にはそのようなルールはほぼ無いので、
住む地区も週末に遊びに行く場所も、タイミングも、
限られることは一切なく、自由に行動したい人には相性のいいスタイルかと思います。
次に、
・職務経験が浅くても採用してもらいやすい
駐在であれば一般的に最速で5年はかかると思っておいたほうがいい、
とよく耳にします。
駐在で行く=管理や立ち上げの役割
なので、経験なしに行っても戦力になれません。
会社の利益を作れるようにならないと、
会社側もお金をかけて送り出そうとはならないのが現状です。
しかし、現地採用であれば、
最低限その国の言語が働けるレベルで使えれば、
・現地で人材を育成するつもりですよ~
・エントリーレベルでも熱意があればOKですよ~
こんな条件で募集がかかっているポジションも多くあります。
その為経験が無くても、「早く海外に出たい」、「若いうちに経験を積みたい」
という人にはうってつけなスタイルだと言えます。
~現地採用のデメリット~
これも、まとめると2つあると思っています。
一つ目は
・駐在と比べて、または日本と比べて国によっては平均の給与レンジが下がる
メキシコなど、そもそもの物価が日本より低い国であればなおさら、
生活にかかるお金が安いので、当たり前のように給与平均も低くなります。
それでも日本人が貰うお給料はメキシコ人がもらっている給与の3倍近くであり、現地採用の給与額でも生活は正直十分やっていけました。
わたしは貯金を気にせずに今しかできない経験を重視して、
旅行をしすぎたので、帰国時に余りはしませんでしたが、
それでも今暮らしてる日本のお部屋の3倍の広さに3分の1の家賃で暮らしていました。
ただ、そうなると困るのは帰国時です。
飛行機のチケットはメキシコのペソの感覚からすると、
大変高級品です。
いざとなったときにいつでも帰れる蓄えをもって、
移住するのが一番安全かなとおもいます。
もう一つは、
・自分の身は自分で守る。が基本!
まず自分の人生なので、当たり前のことではあるのですが、、
私の経験では自由の幅とリスクの幅は比例していました。
営業先の地域が治安の良くない地域で、
身の危険を感じることも多くありました。
それでも特に、会社がそれを把握しているわけでもなく、
リスクは自分で調べて自分で回避する、というスタイルでした。
遊びにでかけられる場所も全く制限されていなかった分、
行ってはいけない地域を自分で把握する必要があったし、
家や車の管理方法なんかも、ルールブックはないので、
自分で対策を考えていました。
生活面も、経済面も、日本からの駐在に比べると、
サポートの手厚さは劣るので、
事故を起こそうが、泥棒に入られようが、
自分で助けを求めて目の前の問題を解決する能力
は必須でした。
~最後に~
実際終えてみての個人的感想
わたしの場合は、
若いうちに海外で働く経験ができたこと、
この年齢で多感な時期に、外国に住めたことは、一生の財産になりました。
経験が少ない分、わたしというキャンバスは真っ白でした。
あれはダメだ、これは変だ、なんていう固定概念がない状態で行った分、
どんな慣れない事が起きても、最後はすべてポジティブにとらえる事ができました。
何より、いいことも、悪いことも、今考えれば楽しむことができました。
これから先、難しい事が起きた時でも、
私なら大丈夫、と思える自信がつきました。
世界には私の知らない素敵な価値観で、
周りを幸せにする人たちがたくさんいる事を知りました。
そんな人たちの人生に、登場できた事も嬉しかったし、
私の人生にそんな人たちが登場してきてくれたことも、
今もこれからもとても嬉しい事です。
こんな気持ちは、あの時あのタイミング行った自分が居なければ、
味わえなかったと思います。
フラットでなんでも多感に感じて吸収できるときに行けたこと、
そこで感じたことは、これからの私の人生を豊かに、
いざというときにはあの時の自分が未来の私を救ってくれる気もしています!
最後まで読んでくださってありがとうございます。